Nicole Zachmann
Fish of Hope
112 pages | 39 b/w and 12 color images | 22 x 29 cm, Hardcover | 2010 | German / English
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BaselのフォトグラファーNicole Zachmannは、ここ20年以上にわたってポートレイト写真を徹底的に研究してきた。1980年代中盤、彼女はBaselにてサブカルチャー的音楽、アートで活動する知人友人をはじめ、あらゆるひとたちの写真を撮り続けた。彼らのなかには国内外で名声を得たものも含まれている。
文化的な過渡期となるポストパンクのシナリオは、主にBaselのほかZurichやMunichにあるリハーサルの倉庫、バックヤード、音楽スタジオやスクワット(不法占拠地)を含む。「注目を集めたり、ちょっとしたスキャンダルを引き起こしたければ、いささか奇妙な洋服や風変わりなヘアスタイルをすればいい。Baselですら、これは言っておく必要があるかもしれないけれど、Baselは当時スイスの一般的スタンダードからしても相当リベラルな街だった。」(Suzanne Zahnd)
写真は時に注意深く演出をしたりポーズをとらせたりし、はたまた瞬間的なスナップショットでもあったりするが、テーマとしては洋服、ヘアスタイル、アクセサリー、そして彼らの振る舞いやボディランゲージなどもまた重要となっている。「独自の考えをもち、腹を決めなさい。 自分自身であれ。モノカルチャーやメインストリームではなく、単調な仕事を避けろ。」(Nicole Zachmann)
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