Armand Schulthess. Rekonstruktion eines Universums
400 pages | 260 b/w and 180 color images | 20 × 27 cm, Hardcover | 2011 | German
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Armand Schulthess(1901-1972)のライフワークの全体像をテーマに今なお制作が続いている。Armand Schulthessは刻印を施したパネルを、スイスTicinoのOnsernone Valleyにある18000平方メートルにもわたる自身の所有する栗林に生えている1000を超える木々に取り付けた。
20年以上の歳月をかけて、この森に人類の知識を記録し、まるで百科事典のように整理した哲学的庭を作り上げた。
Hans-Ulrich Schlumpfは、1963年から1972年にかけて豊富な資料を集め、この庭の綿密な調査をし、1つ1つを写真に収めた。しかし1972年にSchulthessが他界した後、彼の相続人がその庭を破壊してしまった。自邸はすっかり空家となり、70近くにのぼるセクシャリティにまつわる自作の書籍を含めた家財道具はすべて焼かれた。劇的に一掃されたこの家の最後のショットを撮りおさめたHans-Ulrich Schlumpfは、芸術的に希少な書籍を数冊救いだすことができた。
本書は家の内装を公開するほか、このセクシャリティについてまとめた自作の著書を公開する初めての試みだ。今回公開される写真や詳細な文章は、Armand Schulthessの執拗な世界を遂に明らかにし、庭、家、自作本の間にある意味深い関係性を理解する上で非常に役に立つものとなるだろう。(Mirjam Fischer)
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