Thomas Kern
A Drug Free Land
192 pages | 61 b/w images | 27 x 23 cm, Hardcover | 2010 | German / English
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Thomas Kernは8年間生活と仕事の拠点をアメリカに置いていた。彼はこのとき各地を旅行し、既に十分記録されていたこの国について、報道的エッセイを編纂した。70年以上前のWalker Evansの社会的なドキュメンタリー写真や、50年前のRobert FrankのThe Americansの後、彼は鮮やかで簡明なモノクロ写真を巧みに展開し、今日のアメリカのオーセンティックで異質なイメージの展開に成功した。彼は静かな観察者であり、その作品の主題はこの国と市民の取るに足らない日常生活をに帰属する。
「アメリカについてすべてを語ることもできるが、それと同時に何も語れなくもある。アメリカは、不死の神話と目をそらしたくなるような現実との狭間に人々を陥れるのだ。この国は、どこでもオープンでいて明快である反面、決して一様な解釈は許容されない。私たちはみなこれを認識しているものの、決して適切に熟知しているわけではない。私たちはこの国を見いだしていきたい。」― Gerhard Waldherr
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