Daniela Keiser
Land, Logo, Löwe
252 pages, 430 images | 22,4 x 19,6 cm | 2007 | ISBN 978-3-03746-109-9
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1963年スイス・ ライン滝出身、現在はチューリッヒを拠点に活動するスイスのアーティスト・Daniela Keiser。写真・オブジェ・インスタレーションを制作する彼女は、同世代における重要人物とみなされている。
本書は2007年 スイスで、2008年 ドイツにて開催された同名の展覧会にあわせて刊行された周期的に興味を抱いている都市とランドスケープ、言語やサインへの関心、またあらゆる生物、とくに寓話に登場する動物に対する興味を間接的に示している。彼女の初期作品の代表的なモチーフをイメージしたまま、今回の数多くのインスタレーションやオブジェと対峙した鑑賞者は、その既存のイメージを覆され、今回の作品群が特別なものであることを悟ることになるだろう。一連の印象は、周期的に起こる特定のテーマにおける絶え間ない探索だけではなく、矛盾を認識したりそれらの間にコネクションをつくるような弁証法的なアプローチでもある。こうした弁証法的プロセスは、世界中の至る所で、時々に、また次元を超えて複合的なムーブメントを巻き起こしている。
展示は写真や映像、インスタレーションなどさまざまなスタイルの作品をあわせて構成されている。
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