----
Science & Fiction: Künstlerische Praxis im Dialog mit den Wissenschaften
224 pages | 21 x 13 cm | 2011 | ISBN 978-3-03746-154-9
more detail
科学的な知識と美術作品の形式における相互浸透には、長い伝統がある。このふたつの実質的な置換は、エンジニアや博学者タイプのアーティストについては起こりうる一方で、美術と科学は各々の専門分野のなかで決定的に異なった道をたどってきた。今日、いよいよ科学が視覚表現のプロセスをたどり、美的基準を追随するようになってきている。逆にいえば、アーティストが自身の作品をより有益なものとするために、科学的な思想や作品を取り入れるようになった。
スイスの若手アーティストによる作品とともに、より熟練した世界的なポジションを開拓する本書と、その名祖となったKunstmuseum Solothurnでの展覧会は、さまざまなアーティストによる一連の科学的リサーチをもちいて、複合的なアプローチによる洞察を掲示する。アーティストは自身の制作を通じて、科学的な疑問における釈明をしたり疑問を反映するような可能性の余地に迫る。
close