Sophie Calle
True Stories. The Hasselblad Award in Photography 2010 - Sophie Calle
128 pages | 25.6 cm x 27.6 cm | Clothbound hardcover with a tipped-in photo | Steidl & Partners | November 2010
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国際的写真賞、ハッセルブラッド・アワードはErna Hasselbladが亡くなった1983年を除いては、1980年より毎年執り行われてきた。今日、ハッセルブラッド財団国際写真アワードは最も重要な世界的写真賞の1つとされている。この賞の対象となるのは、“優れた功績を残した写真家”である。
第30回の受賞者にフランス人アーティスト、Sophie Calleが選ばれ、授賞式にあわせてハッセルブラッドセンターではCalleの作品展開催や本の出版もされる。これにあわせて、今年もハッセルブラッド財団とSteidlが共同で本を出版することとなった。
内容はCalle自身の人生の主要な出来事を捉えたシリーズ、『True Stories』だ。
受賞理由は以下の通り。
「30年以上に渡り、Sophie Calleはテキストと写真、プライベートとパブリック、事実とフィクションなどについて斬新で個性的な試みを行ってきた。Calleのコンセプチュアルな作品は人間の弱さを捉え、アイデンティティとインティマシーの関係や、公的歴史の構造を考えるなどしてきた。これらの作品は物語性があり、見る者の心を捉えると同時に、写真の可能性や限界についても考えさせられる。若い世代のアーティストへ向けても、写真という媒体の理解を深めるきっかけ作りに貢献した。」
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