このプロジェクトは、動物や物を擬人化するという人間の特性に対する純粋な興味から数年前に始まった。作者のJohn Baldessariは、かろうじて人間のように見えるか見えないかといった物を写真に撮り始めた。次に、鼻や耳をカラフルで平ら、また多少ずんぐりとした円形、そう、顔のように見える形の上に配置したシリーズを制作した。そして最近になってBaldessariのスタジオに置いてあったこれらの作品を見返してみると、本人も驚いた事にポテトチップスそっくりに見えるのだ！
Baldessariが僕たちに手渡したポテトチップスの束は、まさに完璧だった。人生は不完全だ。ポテトチップスは割れるし、ぱりぱりと砕ける。ミロのビーナスの事を考えてみてほしい。僕たちがこの本をどうしようと考えているかきっと想像がつくはずだ。もうタイトルも決めてある...
こうして、BaldessariのMiracle Chipsが1枚、また1枚と世に出て行く事となった。
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