2005年夏、SteidlはJuergen Tellerの『The Master』という小さな作品集を出版した。このブックレットには自身の世界観や写真家としての顔、またファッションとコミッションワークの融合やセルフポートレイト、家族写真、ババリア地方にある実家の風景などがTellerらしい方法論で収録された。タイトルや本制作の発端はTellerにとってのヒーローであるWilliam Egglestonと荒木経惟の2人のポートレイトから始まっている。発売後まもなく絶版となってしまったが、今回2nd editionが『The Master II』と共に出版され、後には本シリーズ約10冊のブックレットがスリップケースに入った状態でリリースされる予定だが、今回の出版はこのシリーズの第一号となる。
『The Master II』ではTellerの近作“Ukraine”を収録、ファッションと都市の静物、一般住民のポートレイトなどをミックスし、この国独特の雰囲気漂うTeller独自のファンタジーを作り上げている。
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