Jim Dine
Entrada Drive
48 pages, 44 tritone plates | 29.5 cm x 31.5 cm | Clothbound hardcover with dust jacket | Steidl | July 2005
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「その年のLAの冬はなんだか“grey July(灰色の7月)”のようだった。Dianaと私は2001年1、2月、234 Entrada通りに滞在していた。これらの写真は当時私たちが太平洋へと歩いた道のりや自分たちの庭にて目にした光景の思い出だ。当時私たちはサンセット通りを渡り、サンタモニカ山脈も自転車で登った。また、LA郊外を抜けて(自分たちよりもワイルドな動物たちが住む)山の中へたどり着いたりと、こういった場所へ毎日出かけていた。近隣に住む人はほとんど見かけなかった。滞在していた家の大家はDenise de Grafという名前の女性だったが、私たちが色々な場所へ出かけていったり帰宅したりといったことには一切関心を持たなかったようだった。またこの滞在していた家はChristopher Isherwoodの後年の住まいがあった場所から北へ少し行ったところだったと記憶していたが、もしかしたらただの勘違いかもしれない。あの冬、私たちは仕事の事とパリへ戻る事しかか頭に無かったのだ。」Jime Dine
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