Collier Schorrは歴史の幻影が残る小さな町のドキュメンタリー制作や架空の人物像を扱うなどし、13年間南ドイツにて制作を続けている。Schorrにとてドイツの風景というのは彼女自身の歴史の図像なのだ。Schorrは戦場カメラマン、ポートレイト写真家、人類学者、家族史研究家として『Wald und Wiesen』シリーズにて記憶やナショナリズム、移住、家族などによって定義づけられる場所や時間を交錯させた物語を作り上げた。
本書は『Forest and Fields』シリーズの2nd volだ。
『Forest and Fields』の各シリーズは日記、写真、パリンプセスト*、スクラップブックから成っており、作品全体に対するアーティストの再編集過程が見て取れるように構成されている。
シリーズ最終号は文章主体で構成される予定であり、本シリーズ完結後にはシリアルナンバーとサインを入れた箱入スペシャルエディションとしてリリース予定。
* 以前に書かれたものが完全に消されておらず、まだ見える1つ以上のテキストが書かれているもの
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