William Eggleston
Los Alamos Revisited
3 volumes | Vol. 1: 192 pages / Vol. 2: 168 pages / Vol. 3: 228 pages | 32 cm x 31.5 cm | Steidl | November 2012
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William EgglestonとWalter Hoppsは、1965年から1974年にかけてアメリカ国内を共に旅した。Egglestonが写真を撮り、Hoppsが車を運転したのだが、この旅の間に生まれたのが『Los Alamos』だ。20世紀から21世紀へと時代が変わる頃、Eggleston、Hopps、Caldecot Chubb、Winston Egglestonはこれらの写真を編集し、5つのポートフォリオボックスを制作した。このポートフォリオボックスはダイトランスファープリントが収録されたアーティストプルーフ3部、エディション総数5部として作られた。またこれに加え、13枚のダイトランスファー写真が『Los Alamos』プロジェクト関連としてそれぞれリリースされたのだった。本来Hoppsはこのプロジェクトの総合的なエキシビジョン開催を計画していたが実現にはいたらず、プロジェクト用写真の半分のネガをハウストンに保管していた。後にこれらのネガをメンフィスへ移動し、Box #17として大切に保管した。
2005年Hoppsが他界した後、妻のCaroline婦人が#83と記された箱を発見する。その箱の中には行方不明だったネガが「Lost and Found Los Alamos」と書かれた手製の説明書にまとめられ保管されていた。
2011年、William Egglestonの息子らが全て揃ったネガを改めて見返し、vol.13に及ぶcomplete setを完成させた。
本書は、長い間行方不明となっていた#83のネガを含むこのcomplete setを元に制作された。
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