Stefan Kiełsznia
Ulica Nowa 3
2011 | 19.4 x 26.5 cm | 232 pages | Polish / German / English |
ISBN: 987-3-940064-15-8
more detail
1930年代半ば、ポーランド人写真家のステファン・カチーナは、ユダヤ教時代のルブリンにおける当時の五つのストリートを記録した。彼は家から家へと撮影を続け、そして小さなバーや店、ワークショップのある一階に焦点を当てた。彼の詳細な写真は、それらの入り口にある窓のディスプレイや手塗りの看板が写っている。その写真からは、急ぎ足の人々の顔、彼らの服や姿勢、そして行動が分かる。そこには日常がアニメーションとして写し出され、それぞれが放つ独特な雰囲気を捉えている。数年後にホロコーストが始まったルブリンにおけるポーランド系ユダヤ人に関する書籍として、ユニークな情報源だ。本書は、ウルリケ・グロッサーと写真に関する情報が載っている。今回はじめて、ステファン・カチーナが撮った145枚のストリートシリーズが全て掲載された。歴史的な写真、そして当時のルブリンにおけるユダヤ人の歴史に関する解説を含めたエッセイは、私たちにより写真の起源と[record of the everyday]について教えてくれる。
close