1975年の終わり、パリに移り住んだばかりのジェーン・イブリン・アトウッドは、自身にとって初となる白黒の写真レポートを自らプロデュースし、それはシンプルかつ効果的で繊細なスタイルのものとなった。
ランゴバルド通りで娼婦と出会い、彼女は自身を魅了する世界を見つける。
素晴らしいキャラクター、驚くべき衣装、そして女性たちが男性に送る目線。ビルに通じる入り口は廃れており、壁は汚れ、床の一面は煙草の吸い殻に覆われ、周囲には圧倒的な小便の匂いが漂う。しかし、彼女たちの事を知りたいという情熱はジェーン・イブリン・アトウッドに彼女たちの人生を伝える力を与えた。30年以上経ち、エディション・サビエバラルによってこのまだ少ししか知られていないジェーン・イブリン・アトウッドの初めての写真を出版。
女性たち、そして彼女たちの寛大さと70年代後期のパリのナイトライフに対するふさわしい尊敬の現れだ。
close