Beppe Finessi
From Vase to Flower
ISBN 978-88-7570-297-7 | 15.0 x 21.0 cm | 80 pages | Paperback | Italian and english texts | 1st edition, April 2011 | First Corraini edition, April 2011
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近年、デザイナー/建築家/アーティストは、花器に新たな形や素材を用いるようになった。数千年ものあいだ日常的に使われきたものを再解釈し、現代にフィットさせたものを生み出している。
ジャスパー・モリソンやエットレ・ソットサスなど、国際的なデザイナー60組。ベテランから若手にわたる有望なアーティストたちがこのプロジェクトを引き受け、そこで生み出された花器はそれ自身が(もちろん花たちも)デザインの性質を持ち、もはや単なる装飾ではない運命にある。
その成果は、デザインの挑戦を扱う終わりなき道筋の目録である。リンデ・ベルクハルトやニコラ・レ・モアネによるエレガンスと美のピースから、アンドレア・ブランジのより機能的なアプローチまで、あるいは、マルティ・ギセやマタリ・クラッセの驚くべき創案やエンゾ・マリやエットレ・ソットサスのクラシックなピース。
ベッペ・フィネッシのキュレーションによる展覧会[Di vaso in fiore(花器からお花まで)]は、インヴェンタリオによる展覧会プロジェクトで、2011年4月7日〜5月9日にミラノのポルディ・ペッゾーリ美術館にて開催された。
1966年生まれの建築家ベッペ・フィネッシは、教育、批評やリサーチに関与している。展覧会や出版プロジェクトを通じて、国際的なシーンにおけるイタリアの現代デザインのマスターたちや新たな指導者たちを紹介してきた。彼はデザイン、建築、現代美術の領域における著書をいくつか手がけており、コラーニからはブルーノ・ムナリ、アンジェロ・マンジアロッティ、アレッサンドロ・メンディーニ、ヴィーコ・マジストレッティ、ディーノ・ガヴィーナなどの本を手がけている。2010年からはインヴェンタリオのディレクターを務める。
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