Marco Romanelli
Vietato L'ingresso Agli Addetti Al Lavoro
ISBN 978-88-7570-159-8 | 15.0 x 21.0 cm | 88 pages | Stitched paperback | Italian texts | 1st edition, January 2008
more detail
ブルーノ・ムナリの90年にわたる生涯で手がけた特に重要な仕事やアイディアやオブジェにまつわる話を通じてそのクリエイティビティに迫る。
ごく初期にあたるマリネッティとの体験や「ネガティーヴォ・ポジティーヴォ」のコンセプトに基づく理論的実験に対する「セコンド・フューチャーリスモ」 から、エイナウディ/ドムス/ボンピアーニなど歴史的なグラフィックワークを手がける出版社に向けた子どものためのクリエイティブ・ワークショップまで、ムナリの想像力や非凡な才能がページをめくるごとに伺い知ることができる。
アーティストとしてだけではなく、単なるデザイナーでもなく、職業的な教師でもない。ムナリはコンテンポラリーのカテゴリーに分類しきれないことの詩人であった。彼の取り組みは、驚くことを欲していたりそうすることができるすべてのひとに対して「オープン」である。
マルコ・ロマネッリはムナリのアイディアやプロジェクトに対する個人的な解釈を通じて紹介し、「ムナリについて動詞で表現する事さえもできない。ムナリはただ入ることのできる世界である。」と言っている。
この本は、もとはカントゥのCLACとのコラボレーションにおけるラ・トリンナーレ・ディ・ミラノのプロデュースのもと、東京の汐留イタリアクリエイティブセンターにて開催された同名の展覧会から派生したもの。
この本はイタリア語で出版されたが、トリエンナーレ・デザインミュージアムとのコラボレーションのもとコラーニ・エディジオーニにより作成された。彼の生誕100周年に併せて世界各地で開催されるいくつかの展覧会とともにムナリを祝う趣旨の自主的な本となっている。
close