ペネロペ・アンブリコのこの本では、日常の消費者や現地語でのイメージをラディカルに再解釈している。アンブリコの作品は、「消費者マーケティングやソーシャルメディアにおけるバーチャルな世界のなかで、私たちの取り囲む魅惑的なイメージ／オブジェ／情報の容赦ない流れを移動し、決定的瞬間を捜索する。ただ、彼らのいう「決定的瞬間」とは、文化的な不条理であるが」
彼女は、こうした瞬間にメールオーダーカタログや旅行パンフレット、クレイグスリスト・イーベイ・フリッカーといったウェブサイトなどに掲載された消費者製品のページを見つけている。キャンディーカラーの地平線や夕焼け、支柱として本を使ったものなど、タイポロジーのように識別したイメージは、滑稽でシュールな消費者主義性質に新たな光をもたらす。
この本では、現代文化を代表する典型的な件をユニークなアプローチで展開する。どのようにしてイメージは構築されていき、また消費者の熱望とコミュニケーションをはかるのか。また、わたしたちがオンライン上でみるイメージの増大が、批評的な視覚的リテラシーを育むかどうか。アンブリコの初のモノグラフとなるこの本では、一連のエッセイと、もととなるマテリアルの付加、理論上の作品の抜粋、作品や記事と関連した資料を収録。
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