これは特別なコレクターズエディションであり、折込みの表紙の仕様で500部限定で出版された。
この本は、エンリケ・メティニデスが生涯撮り続けてきたメキシコの地方紙や犯罪に関する報道誌[nota roja]（「血まみれの内容」ということで「赤いページ」という意味）に掲載された、犯罪現場や事故に関する写真のなかから101のカギとなるイメージを選出したもの。各々のイメージから派生したキャプションが並記されて、彼の記述が状況を描写したり、ストリート／家族の悲しみ／犯罪／緊急時の作業員の英雄的行為などの特色について述べることで、そのプロセスにおける彼自身を明らかにする。
選出された写真は、メティニデスが選んだ新聞のはぎとりページと対になっている。これらの写真は、メティニデスを良く知る映像作家でキュレーターのトリーシャ・ジフが編集していて、彼の生涯についてエッセイを寄稿している。メティニデスのこれまでの本はいずれも絶版となっているが、これは彼の生涯や手がけた仕事について収録され、さらに写真家自身が選んだイメージで構成された唯一の本である。
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