抽象絵画のパイオニアとして知られるエルズワース・ケリーの、1940年代から現代までの一連のキャリアを完全にまとめた唯一かつ決定版のモノグラフ。初期の具象表現、単色のフラットな色彩やシルエットが象るブロックが特色の代表的なペインティングはもちろん、版画やドローイング、大規模な屋外彫刻まで、主要な作品を網羅している。ケリーの専門家トリシア・Y・パイクによる概論のテキストや物語調の年代記では、徹底的なインタビューや未公開のイメージ、スケッチや彼の個人的なアーカイブから新たな洞察を見出す。このほかにも、主要な美術史家・キュレーター・ライター陣によるショートエッセイもあわせて収録されている。
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