オランダ出身のアーティスト、サスキア・ヤンセンの作品集。1990年に数ヶ月だけサーカス団員としての経歴をもつ彼女の作品は、宙に浮いたように見える状態を意図的に作り出したり、通常では人が立つことは不可能な壁面にたくさんの人が立っている状況を作ったりするようなインスタレーションやビデオ作品を発表している。この本では印刷した大判の紙を綴じるために折る際に、少しずれた場所で折ることによって生まれるページのサイズの違いを意図的に作ることで、作家の作風やコンセプトをブックデザインで表現した。
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