ONE – TRADE EDITION
64 pages | softcover | 304 x 254 mm | English | ISBN: 9781942185345 | 2017
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写真は偏在している。もはや、誰もがすべてを写すことができる。だとしたら、どのようにしてアーティストや執筆者たちは、“less is more(削ぎ落とされた物こそ豊かだ)” という概念を価値あるものにしてきた写真的美学と方法論でもって写真を撮るという、この飽くなき衝動に向き合うのだろうか? ジョン・ゴセージ、レベッカ・ノリス・ウェッブなど8人の写真家は「ミニマリズム」というテーマのもとにイメージを提示するよう求められた。それに対し、デヴィッド・カンパニーを始めとする8人の執筆者が返答する。写真とテキストの表現がペアとなってあらわれる本書を通じて、ひとつのテーマに写真家と執筆者という異なる立場からそれぞれの感性や考えに基づく対話が展開されてゆく。
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