Janelle Lynch
BARCELONA
114 pages | hardcover | 318 x 270 mm | English | ISBN: 978193445687 | 2013
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2007年から2011年の間、写真家のジャネル・リンチはスペインで生活をし、バルセロナの郊外に広がる休閑地の景色を撮影した。8×10カメラとポートレイトレンズを用いて、鉄塔や水たまり、葉っぱやゴミなどを、不在と有在、追悼と記憶へのメタファーとして捉えた。前作『Los Jardines de México』に続き、本作もまた彼女が長年にわたり関心を寄せる、風景の中のライフサイクルの描写をテーマとしている。この新しいプロジェクトを構成する5つのイメージには、作家本人による英語とスペイン語のテキストも含まれている。
本書はリンチの自然との関わりに関する個人的なエッセイで始まり、他にもリンチの実践に影響を与えた、チャールズ・バーチフィールド、ウェンデル・ベリー、ロラン・バルトによるテキストと引用文が収録されている。
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