アンドレア・スタルティンスによる、ウガンダのカッドゥ・ワッスワのビジュアルバイオグラフィ。彼は自身の属するコミュニティで教師とソーシャルワーカーとして重要な役割を担っていた。現在77歳になる今でも常にその活動を記録している。彼は小説、演劇、エッセイ執筆のほか、写真を撮ったり収集していた。広範にわたるアーカイブは手紙や新聞の切り抜きなどまであり、ときにコメントを付している。スタルティンスは2008年に、彼の孫であり写真家のアーサー・C・キシトゥを通じてワッスワに会った。それからその記録写真を撮り、ミーティングの間に撮影された彼女たちの写真を加えていった結果、ワッスワの個性がよくあらわれたユニークなバイオグラフィが仕上がった。そのアーカイブは、ウガンダという国やその住民たちの独立をかけた50年について魅力的な側面を写しだしている。この本はひとりの男性の歴史や国についてのストーリーがみてとれる。
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