Emily Wardill & Ian White
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160 pages | Black & white | 160 x 230 mm, Softcover | 2010 | Edition of 1,500 copies
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3つの公開講座のための青写真を与えられ、私たちはEmily Wardillの作品を通じて代替ルートの提案を支持し、具象や偽装の知識における3つの異なった試みを象徴する。異なった公にむけた原文どおりのやりかたを用いて、またそこから逸脱して、標準的なレクチャー、なにか感じているが決して教示しているわけではない主題、年代順の対話、そして、公的なエッセイとして提示される動きを描写した写本を収録する。各セクションは作家の間で繰り広げられる進行中の対話を異なる側面から描写したものである。Wardillの作品の広域な複製物を含めて、対話の転換点、適切なテキスト、イメージ、根拠、引用、という断片的な要素だけでなく、本のコンテンツやデザインは複雑に反響し、彼女の写真や形・コンテンツ・アイディアのラディカルなコンビネーションは時に幻覚を起こさせるほどである。
各々のセレクションは、スペシフィックな作品に焦点をあてている。セレクション1の[the Object]は、彼女の作品のうち[The Diamond](「デカルトの娘」)、[SEA OAK]、そして[Gamekeepers without Game]を取り上げている。黒人歌手ユニットGladys Knight & the Pips、幻覚を起こさせるような手書きのセクション、Seth Priceのエッセイ[Dispersion]、 小説家Norman Mailer、アメリカの非営利シンクタンク[The Rockridge Institute]、スイス出身のディレクター・俳優・映画フォトグラファーのPeter Gidal。これらを通じて、合理的なアイディア、パブリックアート、言語的構成、不合理さの概念を探る。
セクション2[The Window]は作家同士の会話を追ったものであり、熱望・政治・鏡に面し、「優美な海」らしいBaskingの映画で、私はすぐに何も見ていないが、私自身がそれであるということを悟った。[Split the View in Two(Part Two)]と[Sick Serena] 、[Dregs and Wreck and Wreck]で自分自身を認めた。
最後のパート[The Theater]は、どうも実写化の構想を含んだフォーマルなエッセイらしい。劇場と映画との間をリンクさせるプロセニアムアーチ、Dan Graham、見方、パワーとその衰退、[Ben]・[Sick Serena]・[Dregs and Wreck and Wreck]のなかの会話のコレクションの変換、確実性、現実と虚構。
ロンドンのBook Worksと共同出版。2010年9月17日~11月28日まで、アムステルダムのアートセンターde Appelで開催されたEmily Wardillの個展[windows broken, break, broke together](キューレーションはIan White)にあわせて作成された。
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