Editors: R. Klanten, S. Ehmann, K. Bolhöfer, A. Kupetz,
B. Meyer
Sublime
September 2011 | English | 24 x 30 cm | 288 Pages | full color | hardcover
more detail
Sublime is a comprehensive collection of current Japanese architecture, interiors, and products that showcases and explores the country’s uniquely elegant design aesthetic. After the visual excesses of the early new millennium, there is now a distinct demand for clear and rational, yet forward-thinking, design—a style in which the Japanese have specialized for hundreds of years.
Today, architects and other creatives from Japan are masters at designing striking, virtually transcendent work that seamlessly melds aesthetics, functionality, and quality. With its opulent visuals and insightful texts by Andrej Kupetz and Shonquis Moreno, the book examines this distinctive talent for combining the rational and traditional with the cutting-edge in a way that seems effortless and even playful.
21 世紀の初めの 10 年間に起こったビジュアル過剰を経た今、明快で合理的、それでいて先進的なデザインに対する確かな需要があるようだ。何百年もの間、過剰なやり方にならないようにすると共に、美学、機能性、そして質をシームレスに融合することが日本の手工芸の基礎だった。日本の創造者たちはまるで容易いかの如く、遊び心を持ちながら現代のデザイン感覚と理にかなった機能性をうまく組み合わせることに長けているのである。国全体のデザイン美学を明らかにする日本のデザインの動向を包括的にまとめた一冊『Sublime』。本書は合理的、そして空想的なアプローチで制作された建築、インテリア、プロダクトを紹介。この印象的なコンビネーションの結果は、斬新で、どことなく先験的に見えることが多い。日本の建築は、建物の内部と外部エリアを上手く調和して結び付け、小さな部屋も驚くほど広く見えるほどだ。
本書『Sublime』では、昔ながらのハンドクラフトとモダンテクノロジーだけでなく、日本のデザインに使われる伝統的、およびハイテクな器具の相互作用がもたらすインパクトを探求。深澤直人、吉岡徳仁、隈研吾、Nendoといった錚々たる面々の作品が掲載されているほか、伝統的な日本のアプローチとモダン、もしくはポストモダンの影響の中から自身のデザインスタイルを見つけたニュージェネレーションの才能を紹介する。本書がはっきりと浮き彫りにするように、ローカルな伝統に基づいた日本のデザイン哲学は西洋化への一般的傾向を乗り越えただけでなく、世界中の現代ビジュアルカルチャーの顕著な例へと結び付いているのだ。
close