Editors: R. Klanten, S. Ehmann
Velo
April 2010 | English | 21 x 26 cm | 240 Pages | full color | flexocover
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Velo introduces a wild bunch of passionate cyclists – frame builders, urban planners, artists, photographers, and those who ride professionally – who are making an impact. They are not only shaping styles, but promoting cycling as a primary form of transport.
The book also explores the aesthetic of today’s cycling culture and presents custom-made frames and art bikes as well as a selection of contemporary illustration and design influenced by the cycling movement. Geared toward anyone who has a personal or professional interest in cycling, Velo is the fast lane into a current topic that is both entertaining and socially relevant.
サイクリングはツァイトガイスト=時代の精神である。燃料価格の高騰やエコロジーへの関心の高まりにより、自転車の売れ行きが好調だ。行動は行動主義に変わり、ライフスタイルへと変化する。今、二輪車への移りかえが注目されている。『Velo』はサイクリングの奥深い世界とその中で活躍する多様な人々に出会える、魅力的なビジュアル旅行の一冊だ。二輪で世界旅行する筋金入りのライダー、ブレーキ無しの固定ギア自転車で走り回る街のメッセンジャー、昔風のオランダ製自転車を気軽に楽しむ人々、年代もののレース用自転車を乗りこなすおしゃれなサイクリスト、ハイテクなレース用マシンや電動自転車を愛するファンなど、その内容は様々である。本書では高名なイタリア、フランス製ブランドの生産現場や、アメリカの新しい世代である情熱的なフレーム設計者達のワークショップなどを垣間見ることができる。
『Velo』では、今日のサイクリング文化におけるデザインや美的感覚を紹介している。T シャツ、帽子、鞄、フライヤー、自転車メッセンジャーがアリーキャットレース(公道レース)で使用するスポークカードなどの専門用品などを紹介。また、このサイクリング文化が現代アートに与える強い影響についても探求する。これに加え、『Velo』は都市と郊外とで使われる両方の自転車の関連性も検証。現在、マンハッタンやコペンハーゲンで注目されている新しい自転車道など都市向けの画期的なコンセプトを紹介している。『Velo』ではエンターテイメント性も社会性も兼ね揃えた最前線の話題を提供している。専門的に興味がある人、愛好家などサイクリングの世界に興味を持つ人全員に読んでもらいたい一冊。
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