Lilly Dubowitz
In Search of a Forgotten Architect
212 pages | 260 x 200 mm | Paperback | 2012 |
ISBN 978-1-907896-21-7
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Stefan Sebökは、ハンガリーに生まれ1920年代後半にはデッザウとベルリンでヴァルター・グロピウスと仕事をしていた建築家。この本は彼の孫娘であるLilly DubowitzがStefan Sebökの生涯について丹念にリサーチしたものをまとめた本。Sebökは有名なハンガリーの亡命者ラースロー・モホリ = ナジの元へ仕事のために行き、ソビエトへ移住、そこで構成主義者の建築家ギンズブルグやベシニン兄弟、リシツキーと働いている。数多くのプロジェクトを生み出し、それを通じ、ドレスデン、ベルリンやモスクワでは近代建築の重要人物として見出されていた。
この本は、一度は忘れられてしまった建築家の刮目に値する評価を徐々に紡ぎだしていく。テキストにはSebökが残した多数のドローイング以外にもハンガリーとソビエトの歴史家によるエッセイも付随して展開されていく。
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