Charles Arsène-Henry and Shumon Basar
Translated By
144 pages | 175 x 105 mm | Paperback | 2011 |
ISBN 978-1-907414-17-6
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この本は、AAスクールでの展覧会に合わせて出版された。これは、実体のない翻訳という行為に対して、声によって、11人の物書きたちと、その作品の舞台となる場所や主題を集めたものである。
これらの物語は、パレスチナ自治区のラマッラーを通って、世紀の変わり目のブルガリア首都・ソフィアを想起させ、宇宙船のような形をしたドーハのシェラトンホテルを思い起こし、メタバースをさまよい、ついにバンクーバー西部にある世界の果てへとたどり着く。どの著者もその場を創作あるいは解釈している。ありふれていて、あまり重要ではなく、不名誉で、不可能。あわせて、テキストは距離と時間を横断し、奇妙で美しい領域を創りだす。
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