[Exhibition Prosthetics]の第2版となるこの本は、2010年のニューヨーク・アートブックフェアにおける Joseph Grigleyの展覧会に際して出版された。
「…アートワークに寄るということは、アートワークから離れるということを伴う。周辺、へり、その像をよりよく見て、私にとって極めて根本的な質問と思われることを訊く。こうしたあらゆる展覧会のしきたりが、実際どの程度芸術の部分となるのか。そして、それはめったに拡張しない。」
Joseph Grigelyによって手がけられたこの本は、なお一層本質へ到達するための表現として、アーティストの使用する言語やイメージを模索していく。Grigelyはこの会期を通じて、これらのしきたりにおける羅列、特に（しかし排他的にではない）展覧会の実践における関連性を描写する契機としている。
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