Siegfried Ebeling
Space as Membrane
68 pages | 270 x 220 mm | Paperback | 2010 |
ISBN 978-1-902902-92-0
more detail
本書のテキストはもともと Ebelingにより1926年に全編てがけられたものであり、Walter ScheiffeleとSpyros Papapetrosの批評と、Ebelingのオリジナルドローイングやこのドイツ人建築家の略歴を収録。
もし建築がもはや3次元でも2次元でもなく、多数でも表面でもなく、オブジェでも空間でもないとしたら?また、もし建築的環境が、抽象的な連続体でもなく、人体から有機的に発達する実質的な覆いや、その皮膜と都市・地域・大陸、あるいは地球上の大気すべての周辺を結合することとして思い描かれたとしたら?こんなぞんざいな仮定をもとに理論的な前提として1926年に発表されたエッセイは、元バウハウス学生であり、建築家/宇宙論的理論家のSiegfried Ebelingによって執筆された。Mies van der Roheに読まれ称讃され、Walter Gropiusに糾弾され、大西洋を超えてBuckminster Fullerにより技術革新のいくらかの前兆となることとして紹介されるなど、彼の論文は幾度となく近年の解説対象となってきたが、それでも、初版の本そのものがないためにテキスト自体はあまり読まれてこなかった。この本でははじめてEbelingの論文が初めて英語に翻訳され、他の言語でのテキストがつけられた現行では初の版となる。
close