Matthew Arnold は、1972年生まれで現在ニューヨーク在住。一見すると、きれいな砂漠の風景写真にみえるこれらの写真は、実はチュニジア・エジプト・リビアなどの、第二次世界大戦下の「北アフリカ戦線」の戦地を撮影したもの。2013年に戦後70周年を迎えながらも、忘れられたこの砂漠の戦場を、古い戦争用の地図を用いながら辿ってゆき、まだ生々しく残る不発弾や地雷を避けながら、戦火に燃えたその乾いた地形を淡々とカメラに抑えていった。「TOPOGRAPHY IS FATE」にて2013年MFAボストン奨学金を受賞。
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