テリ・ワイヘンバックの最新作「Between Maple and Chestnut」は2005年から2007年にかけて撮影された「アメリカのありふれた場所」がテーマとなっている。その写真に写されているのは樹々は成長し、草は茂り、日が差し込んでいるーそして道の名前が、 通りから通りへと国内をまたいで繰り返されている。この牧歌的な風景は、多くのアメリカ人が共通して持っている故郷のイメージである。テリの初期のプロジェクトのようにこの作品も、カラーを使い、的を絞ったフォーカスで、狭い範囲を撮影する。それにより、絵画と写真の中間的な表現が生み出されている。
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