MACHIEL BOTMAN
ONE TREE
Hardcover, slipcased | 6 x 10 | 72 pages | 40 duotone plates |
ISBN: 978-1-59005-333-1
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「どの写真もまるで個人的な写し鏡のように展開されていく。それはまるで自分だけの為に贈られた思いがけないギフトのようだ。これはMachiel Botmanの世界で繰り広げられるフリーマジックである」(Brigitte Ollier, Libération)
オランダ現代写真の立役者であるMachiel Botmanは、人生を理解するための方法として写真を撮り続けている。彼は写真のしきたりを抑制することはせず、むしろ失敗や制作の主題である高い個性を組み合わせた驚きも支持している。Ollier氏のことばを借りるならば、「Machiel Botmanの世界」である。その各々の写真のように、Botmanの本や記述は自叙伝的であり、彼の生涯を年代ごとのステージに編纂したものに仕上がっているが、それらは直線的な語り方をしていない。3冊目のモノグラフとなるこの本は、突然暗くなったり希望に満ちた様子、挑戦的で誘惑的なイメージの集積で構成されていて、最後はBotmanが手がけたショートストーリー「タカとネコ」でしめられている。
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