牛の皮を切る事なく、丸ごと椅子に使用した。頑丈な家具製作に必要なのはこれに尽きる。
ここ10年程、このようなアイコニックな家具が美術館、企業、デザイン関係媒体の注目を集めている。Niels van Eijk、Miriam van der Lubbeのエクスペリメンタルな製品をつくる為の技術的問題解決へ情熱をもって熟考を重ね、ありふれたものへ手を加えるという柔軟な作業方法はクラフトや産業製品だけでなく展覧会のレイアウトやインテリアの域までその才能を発揮している。本書『Subjects』は、この2人の作品を幅広く紹介し、大きなコンテキストの中に位置づけるモノグラフである。
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