Stephen Gill
Hackney Wick
126pp + 24pp special section | Clothbound hardback | 223 x 220 mm | 118 colour photographs | ISBN 0-9549405-2-0 | Published by Nobody in association with Archive of Modern Conflict 2005
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ハックニー・ウィックは、ロンドンの東、グランドユニオン運河、リー川、イーストウェイA106の間に位置しています。初めてここに立ち寄ったのは2002年の終わりごろ、看板広告の裏側を撮影していた時でした。すでにロンドンに9年間も暮らしていて、イーストロンドンはよく知っていると思っていたのですが、ハックニー・ウィックには当惑させられました。自分の頭に中にあったロンドンの地図が、すっかり変わってしまったのです。ハックニー・ウィックには、別の一面があります。ノイズやカオスから離れて、自然はどうにか自分たちの居場所を見つけているようなのです。運河や川、秘密の家庭菜園(この菜園の献身的な園芸好きにしか知られていない)は、多くの鳥や動物たちの住処になっています。近い将来、塵や埃に覆われてしまうでしょうが、そこは光り輝く隠れたパラダイスなのです。 ─ Stephen Gill
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