Idols & Rivals Artistic Competition in Antiquity and the Early
296 pages | Hardcover | 280mm x 240mm | English | ISBN: 9783775753999 | 2022
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本書は、世紀を超えた芸術家同士のライバル関係を描いた革新的なビジュアルヒストリーで、古代から近世に至るまでの芸術と競争の関係を明らかにする。西洋の古代では、模倣や競争は創造性を高めると考えられ、ルネサンスでは、レオナルドは「良い羨望」が卓越性を高めると信じていた。古代やルネサンス、バロックの名作は、熾烈な競争から生まれているのだ。
本書では、過去の芸術家たちが互いに刺激し合い、協力し合っていたこと、また、名誉ある仕事をめぐって嫉妬や陰謀、誹謗中傷を受けたことを、一連の挿絵入り記録を通して明らかにしている。エウティミデスとエウフロニオス、ブルネレスキとギベルティ、レオナルドとミケランジェロなど、有名なライバル関係も紹介。逆に、相互の尊敬によって築かれた関係としては、ソフォニスバ・アンギソラとラヴィニア・フォンタナ、ヤン・ヴェルメイエンと宝石彫刻家オッタヴィオ・ミゼローニなどがある。
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