ポーランド人フォトグラファー、Joanna Piotorowska（ジョアンナ・ピオトロヴスカ）の処女作品集。自身の家族を被写体としたステージフォト（やらせ写真）で構成される風変わりなこの「ファミリーアルバム」は、タイトル『FROWST（室内にこもったむっとする空気）』が親密でありながら風通しの悪さを現すように、家族というシステムがもつ堅固無比な繋がり（血縁関係）とその核に存在する苦悶や焦燥を表現している。被写体がとる奇妙なポージングは、ドイツ人心理療法家、Bert Hellinger（バート・ヘリンガー）が確立した「ファミリー・コンステレーション」という家族療法で取り入れられている動作から着想を得ている。過去に写真集出版経験の無い作家の出版支援を目的とする「First Book Award」2014年グランプリ受賞に伴い発行。
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